講座実施次第

演題 人新世のアソシエーション
登壇者 岸本聡子(トランスナショナル研究所・研究員)
斎藤幸平(大阪市立大学・教員)
日時 2021年1
121日() 16:00 JST - 17:50 JST
会場 Youtube Live (
powered by ZOOM.US)
https://www.youtube.com/watch?v=MkgnGS2rU14

斎藤幸平+岸本聡子対談!
ポスト・キャピタリズムへの想像力のために

人間の経済活動が地球環境に破滅的な影響をもたらす点において、私たちの時代は「人新世」と呼ばれる。この時代においてもなお、資本は資本制のもとに階級格差、ジェンダー格差、気候変動などの複数的かつ破滅的な結果を残しながら(自己)生成を続ける。そしてこれを補完するかのように、グローバル資本は「メジャー」という形態をもって、地球規模でかつ地域特殊のインフラ劣化をもたらしながら、利潤や配当を分配することを目的とした経営をおこなう。ESG、SDGsなどのガイドラインが企業の間で共有されてきているが、それらのいずれも補完的なものであり、「大衆のアヘン」として映ずるだろう。
これらの諸状況を乗り越えるためのキーワードは「コミュニズム」と「ミュニシパリズム」である。斎藤幸平(大阪市立大学・教員)は晩期マルクスによる草稿研究から「コミュニズム」の新しい形を、岸本聡子(トランスナショナル研究所・研究員)は欧州の社会運動調査から移行的(トランスフォーマティブ)な「ミュニシパリズム」の可能性を提示している。「資本主義の終わりを想像するより、世界の終わりを想像する方が容易い」と言われていた時期から、私たちは転換を迎えつつある。岸本、斎藤の両者を迎え、資本制の先への想像力を働かせたい。